水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

ぶれずに言い続けることの大切さ

もう駄目だなと、内心を覆う悲観的な広がりを
止められなくなった、創業15年目を迎えた辺り、


あるパートさんがドアをコンコンと、その手には退職
届が握られていました。


噂はどう広がったのか、コロナウイルスのようにその
広がりは早かったのです。


そして私の、不安顔が、それを増長させたのは間違い
有りませんでした。


その頃、何度もこのブログに書かせて貰ったあの言葉
を浴びせられました。


それは南の方にある支店の店長さんからでした。


社長!!、潰れるんなら早めに言ってくれよな、って。


こちらにも都合があるから、と。



これはいじわるでも何でもない、ごく普通の言葉だったのです。



その言葉を聞いて私は、こんな顔をしていては駄目だ、
会社は絶対に潰さないと、心の中で決意したのです。


(心の中の二人の自分、戦い続けました、お金何処にあるの?って)


退職届を胸に、訪ねてきたパートさんを真正面に観ながら私は、
会社は大丈夫ですよと、笑顔で伝えたのでした。



私は言葉と、顔つきを変えました、毎朝鏡を観ながら笑顔の練習
をしました。働いている人達が安心出来る顔、イケメンでもない
私が、何を工夫しても大したことはないのですが、こんな顔でも
笑顔の力は、有ったようです。


それからです、ぶれずに言い続けることを始めたのは・・・・、


それから5年です、持ち堪えて5年、元気になったパートさん達
の大きな力をいただき、会社は再生に向かい始めたのです。


有り難くて、ありがたくて、絶対絶命の世界からの脱出でした。