水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

夕景の苗代 4

紀州熊野に、丸山千枚田という田んぼ群が有ります。この千枚田に夕日が当ると何とも言えない景色と成ります。特に、苗代に苗が植わって、それが夕日に映える景色はすばらしいです。

☆丸山千枚田の夕焼けです、夕焼けの向こうの紀州の山々も含めて、美しい。


何故こんな所に田んぼを作ったのか、現地に行くと分かりますが、平らな土地が非常に少ないことが分かります。海から切り立った断崖、その向こうは紀州の山々、その山々の間を階段状に田んぼを作って行ったのですね。


その景色、東京から訪ねた私は、尚感動的でした。こんな景色が有るんだと!!驚き、その興奮を、妻の母に伝えたのでした。


お義母さん、丸山千枚田行ってきました、凄いですね、綺麗だったあ!!とその感動を伝えました。そうしたら・・・・義母は。


田んぼやら、どこでも変わらん!!と


東京の人は、田んぼなんかが珍しいんだ、と


この言葉に、何とも白けたのですが、考えて見れば当たり前と思いました。田舎の家の周りは、360度田んぼだらけ、それが段々になっただけの千枚田、珍しくも無かったのでしょう。


そんな素朴な義母を、今は懐かしく思い出して居ます。


☆頭の中に有るのは、千枚田ですが、なかなか近付けるものでは有りません。