水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

僕ちゃんはお昼寝2

私達下町の悪ガキ達、ある日曜日、山の手の仲間(山の手君)の家に行こう!と何故か決まった。私達は3人、学校ではいつもつるみ、その山の手君も仲間?だった。


大きな家らしいぜ、俺達の家とは違うって聞いて居る、玄関開けたら二分でご飯では無いが、悪ガキ達の家は、玄関イコール台所のような長屋だった。またそれが普通の家と思っていた、それ以外知らなかった。


私達は向かった、日曜日のお昼頃でした、山の手(玉川田園調布というお屋敷町)に向かって歩き始めた。確かこの辺だよなと、もうその大きなお屋敷街に圧倒されながら、何せ一つの家が広い!、隣の家まで100メートル!なんて風景だった。


ある山門のような門のある家の前に、悪ガキ達が立った。この家だよ多分、多分というのは、表札が高くて読みづらかったから、でも間違いはない、しかし悪ガキ達は圧倒されていたその威容に・・・。母屋までどれくらいあるのだろう、山門越しにかすかに見える母屋、これも山門から100メートルはあるだろう。


俺達の家って何だ!とは誰も言わない、それは違い過ぎるからだろう。ここまで違うと人は諦めるという心を発揮する、そのエネルギーが充満していた。


悪ガキ達、チャイムを押すということを知らなかった、下町ではそんなこと必要無かったからだ。どうしよう、どうやって来たことを告げたらと迷っていると、隣の豆腐屋の仲間が急に大きな声で呼び始めた、~君~と、三人は同じように叫び始めた、しばらくすると、山門の脇の小さな門がスルスルと開いて、悪ガキ達でもその上品さが分かるほどの女性が顔を出した、あ!、山の手君のお母さんだ!と誰もが思った。


○○のお友達ですか?、鈴を転がすような響きが、悪ガキ達を包んだ。何て上品なんだと俺達のお袋はいったい何なんだ、などと皆思ったかどうかは知らないが、その上品さに圧倒されていた。


続く・・・・。

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