水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

シャボン玉の詩


ねえお父さん、シャボン玉の歌って知っているよね?


これは息子が保育園(3、4歳)くらいの時の質問だった、何かを幼稚園で習って来ては、私に質問をする。ねえねえという質問、子供が一番可愛いい時かも知れない。


私  知ってるよ


息子 じゃあさ、何故屋根まで飛んでいくの?


私  シャボン玉飛んだ 屋根まで飛んだ 屋根まで飛んで 壊れて消えた
   と歌いながら


   シャボン玉が屋根まで飛んだんだ、それがどうかしたか?


息子 違うよ、屋根が飛んだんじゃないの?


私  しばし、無言でした。その内心の内から笑いがこみ上げて来ました。
   そうか、屋根が飛んだか!、そういう風にお前は思ったんだ、それはそうでは無い
   んだが、これは面白いなあ。


息子 憮然とした顔で
   どこがどう違うの?、シャボン玉飛んだ 屋根まで飛んだ
   わかんないよ~
  
   だんだんと悲しい顔になって言った


私  そっと息子を抱きしめて
   別に間違っては居ないよ、一緒に歌って見ような


この息子ももう、36歳となった、この話をすると、勿論覚えては居なかった。