水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

プロの技とは、そして医者のプロとは

ああ、プロだなあとその技を垣間見ることが有ります。


私はクリーニングを生業として居ます、その私共の工場に、卓越した技をお持ちのパートさんがおります。


彼女は元縫製のプロで、洋服づくりのエキスパートです。彼女は服がどのような設計と構成で出来ているのか全て頭に入っているのです。お客様の要望に応じた修理を請け負う時に、時にはその服をバラバラにしてしまいます。


大丈夫かと、私が見て居ていつも思うのですが、全然大丈夫何ですね。


昔昔、自転車をバラしたことが有りました。どんな風になっているのかと興味も有ったのですが、いざ、組み立て直して見ると、どううしても部品が一個余ったのです。それがどこの部品か結局分かりませんでした。


腕時計なんかも、やりましたね。親父にこっぴどく叱られましたが、元にちゃんと戻すことは出来ませんでした。


パートの彼女、いつの間にか洋服を元に戻して居ました、一丁上がりっていうやつです。


そういえば昔、こんな問題が有りました。何故ツバメは電線に平気で停まれるのか、でした。この質問幅が広いので、何を聞いているのか分からない所も有りましたが、答えは以下です。



それは、飛べるから


というものでした。それはそうだなあと妙に感心したものです。


パートの彼女は、洋服をいくらバラバラにしてもその構造を熟知しているので、不安はない訳です。元に戻せる自信が、それをさせるのですね。


ツバメは飛翔のプロ、パートさんは縫製のプロです。



明日私は嫌な検診日です、そしていつも不安で一杯です、それはお医者さんが泰然自若として居ないからと思って居ます。お医者さんも分からないのだろうなあと、患者に感じさせてしまう、これが現実ですね。


一つ疑問が解決すると、それを上回る疑問が出てくる、そうやって医療の歴史は広がって来たのでしょう。それを全部学ぶことなんて出来ないですね。


翻って、お医者さんがプロである為には、私にも分からないことは多いと、はっきりと語れることなのかも知れません。



失礼しました。