病を忘れた資金繰り
人は、何よりも大変だ、クリアせねば成らないと思うことが起きると最も大事なことさえ忘れるんだと思いました。
私が生きている基盤、それは第一に肉体の健康、その上に経済の健康、その上に家族の健康、二番目と三番目は前後するかも知れませんが一番は自分の健康と思います。
その一番が壊れたのが、約2年前でした。しかしその間に、二番の経済の健康は一番の健康を追い抜く勢いで、坂の下の沼をめがけて居ました。
その大山が、この3月にやって来ました。会社の決算は10年ぶりに黒字となった平成28年度、おそらく29年度はもっと良くなるでしょう。
しかしそれは売掛上の話で、実際のキャッシュフローは、昨年12月から火の車と成りました。長い間の赤字で、私共は正常債権とは成れず、銀行は利息を回収するのみで、融資の話などは微塵も出ません。
しかし、幸せの女神様はいらっしゃいました、やんやの「支払い請求」の電話の中、売掛金の振込が確認されたのです。
70年の人生で、こんなにほっとしたことが有っただろうか、いや有ったでしょうが、勝るものはなかった、そう感じる程の喜びでした。
昨日、多くの支払いを済ませて、そっとジュースで乾杯しました(笑)
何よりも大事なのは身体の健康です、しかしそれを(治療)を支えているのは経済です。物凄く高いホルモン剤、それを飲み続けるのにも、お金は必至です。
安心して治療を続けられる環境こそ、何よりも大事、そう思い続けてきた今年でした。
お陰さまで、このバタバタの間私は、病を忘れる瞬間がたびたび有りました。薬を飲むときは思い出すのですが、それ以外は資金繰りで一杯でした。
さて、来週は一か月検診です。一方の現実の世界がまた始まります。
この二つの現実を軟着陸させることは出来るのか、この頃思います、何としても生き抜こうと、しかし会社が順調になったら、病を忘れるほどの資金繰りは無いのかも知れないと少し落ち込みました。
失礼しました。
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