水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

医者は冒険はしない、出来ない


娘夫婦の別荘が完成しました、結構時間が掛かりました、設計士と大工の間にかなりの温度差が有ったようです。要するに、しゃれて設計しすぎたのかと勝手に想像して居ます。


場所は、鋸山からすぐの海水浴場もある海岸の道路際です、娘たちは毎週いろいろ用意の為に出かけて居ます。BBQなんかも打ってつけと思いました。


私が大腿骨骨折などをしたため、一番先に呼ぶ予定だった?親たちが、行けない状態です。


立派だなあと改めて思って居ます、娘婿殿の計画的な人生、それに娘も賛同したのでしょう、親を反面教師として歩んでいるな(笑)と、感心しています。


娘にしてみれば私の人生は、大海の木の葉のようでしょう。兄弟三人でやっていた会社が倒産し、借金まみれ、その後立ち上げた会社も19年間赤字、家にお金を入れられずという私の姿は、大いに参考になったと思って居ます。


とにもかくにも、完成おめでとう!!




大腿骨骨折を治療しながらも、私の本当の病は着々と進んで居ました。それは正確な電子時計のようだなと感じて居ます。


昔の人は、そんな病も、何となく調子が悪いなどと言いながら、重篤になり、亡くなっていったのでしょうね、そう感じます。


所で、今回の病院でも、どうせなら泌尿器科も受診しようと思い、先日受診しました。そして思いました。


先生のおっしゃることが「判」を押したようなのです。


もともと私の癌は、アメリカ人に多い癌で、アメリカには多くの臨床データがあり、その蓄積が「標準治療」として日本でも機能(国立癌センターの指針)して居ます。


そこに真新しいものは有りません、例えば、この薬を使うと約80%の人に効果が有ります、20%は分かりません。どうしますか?、使いますか?


こんな具合です。


先生使わないとどうなりますか?


そうですね、進行が早まることには違いないと思いますよ


こういう感じですね、多くのお医者は、データだけみていて、患者に向かい合うということを忘れてしまったようです。


標準治療とは、医者に取って、非常に都合のよい治療なのです。



それ以外の治療は必ずあると、奮闘している街の泌尿器科のお医者さんを知って居ます。私が掛かろうとしましたら、覚悟は有りますか?、標準治療では有りませんよと、念を押されました。


結局私には勇気が有りませんでしたし、その先生を詳しく知っている訳でもないと、何だかイソップ物語の、あの果物は酸っぱいんだと、だから取らないと言い訳をしているキツネのようだなと、自分に呆れて居ます。


医者が冒険をしたら、その時点で終わりかも知れませんね。



失礼しました。