水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

神様の肩コリ

こんな題名の本が有ります、今から25年程前に出版された本です。


高塚光氏、この本の作者です。この本は映画にもなり、高塚氏(以降彼)はこの時、一躍時の人と成りました。



彼はいわゆる超能力者です、本物と思います。


私は彼が有名に(今は殆どの人が知らないと思いますが)なる前に、知りあうことになりました。そして、私の目の前で展開されたその力に驚き、軽薄な無神論者である私が、少しスピリチュアルな人間に変わって行ったと思わされております。



今から28年くらい前、私が40才そこそこの頃に、この出逢いは有りました。それはあるお寿司屋さん、自由が丘に有ったそのお寿司屋さんに私は、週一くらいのペースで通って居ました。


そこは常連ばかりのお寿司屋で、その中に、東急建設の部長さんがおりました。その部長がある日、何か言いたそうにして居ました。


そして我慢しきれずに話し始めたのでした、東急エージェンシーの社員に、変なのがいる、面白いから連れて来たい!!、というものでした。


そしてある日、その部長に連れられて来たのが、彼でした。高塚光という人で、せっかく寿司屋に来たのに、寿司を食べません。そして話を聞いていると、何と、三か月も食事はしていないとのことでした。


口に入れているのは、煙草とお酒だけですと、実は今、それ以外は受け付けないのですと、そして仕方なく、この極めて不健康な生活を続けているとのことでした、でも、その割にはふくよかでした、何だろうこれは、単なる嘘つき?かと。



彼は、みんなが何を見たいのか、良く知って居ました。その頃一番流行っていたのが、スプーン曲げです、それをやりましょうと、寿司屋の板前に、スプーンは有りますかと訪ねたのです。


板さんが、これで良いですかと、いつも使っているスプーンを数本持って来ました。彼はそれを並べて、手に持つことはなく、指先ですーっとスプーンの柄をなぞりました。驚くなかれそれだけの刺激で、スプーンはくの字に曲がってしまいました。


それが全ての始まりでした。


これは手品のスプーン曲げとは根本的に違っている、何だろうこの力はと、私の深くない詮索は始まりました。



長くなるので、続きとします。この後、私にとって非常にショックなことが起きたのでした。