水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

打つ手は常に無限である

この言葉は、10年程前に、もう駄目だ諦めよう、でも、今働いてくれている人たちの収入は希望は、家族は家は、どうなってしまうのかと、会社立て直しにエネルギーを削がれていた私に、尊敬する先輩が教えてくれた言葉です。


この言葉は、千葉県の事業家、滝口長太郎氏の言です。滝口氏は苦境の中から身を起こし、幾多の事業を残した、千葉県の実業家です。


◆「打つ手は無限」


すばらしい名画よりも、
とてもすてきな宝石よりも、
もっともっと大切なものを私は持っている。


どんな時でも、どんな苦しい場合でも、
愚痴を言わない。
参ったと泣き言を言わない。


何か方法はないだろうか、
何か方法はあるはずだ、
周囲を見回してみよう。


いろんな角度から眺めてみよう。
人の知恵も借りてみよう。
必ず何とかなるものである。


何故なら打つ手は常に無限であるからだ。


~滝口長太郎



私はこの言葉を聞いて、発奮出来た訳ではありません。このような言葉を聞いて発奮出来る人は、そう沢山は居ないです。多くは、よく言うよ、そんな心に成れるならとっくにそうしているよ、その程度です。


しかし、それから10年過ぎ、ほんの僅かの黒字を迎えられた時思ったのでした。そうです、あの「言葉」だったなあと、諦めないことをいつの間にか心に刻んでいたなあと。


無意識の領域に、この言葉は入り込んでいたんだと、そう感じて居ます。


多くの零細企業は苦境になると、あちこちでお金を借りまくります。私もそうでした、でも一方で、これでは再生は出来ないことも分かって居ました。


打つ手は無限かあ!!、それっていったい何だろうと、改めてこの言葉を思い、何度も読み直したのです。


そしてそんな時に、こんな言葉に出会いました。


諦めなければ会社は絶対に潰れない、


数々の事例を引いて、立て直しの実例が書かれて居ました。


そうか、滝口氏の言葉も、このことを書いているのかと思ったのです。諦めない力、そのエネルギーが会社を潰さないんだと。


それから全てがスムースに回復していった訳では有りません、それこそ薄皮を剥ぐように薄皮を積み上げるように、内に外に、具体的に取り組み始めました。


諦めない心、それは自分の身体にも言えるのだろうと、この頃感じる日々です。