ワイシャツゆらゆら 2
今日は一か月に一度の検診日でした。
癌が大きくなっているのか、そうではないのか、結果を聞きに行きます。
死刑宣告をわざわざ聞きに行くようなもので、震えます。お医者は、イチイチ震えてなんか居られませんね、ごく普通に数値を見ながら、淡々と語ってくれます。考えて見ればこの淡々さが良いのですよ。
これが、慈愛に満ちたお医者さんで、そのお顔が変化して、○○さん、大変ですよと言われても困る訳で。
そういう訳で、結果を聞きました「何でしょう、数値が上がって居ますね、もう一か月様子を見ましょうか?」と明るく語るお医者さん、目は笑っては居ませんでした、そこは見逃しませんでした。
帰りがけ、身体全体の調子が狂っていることに気付きました。ああ今日は布団に潜って寝ようと、寝られないだろうが、横になろうと、そんなことを考えながら家路に着きました。
後どれくらいかな、一年か二年かなどと・・・、考えても仕方がないので、ワイシャツの絵を描き始めました。心を静める為にと、しかし上手く行きませんね、今日はこれくらいで。ゆらゆらしたのは心の方でした。
追記
妻は出かけて居ましたが、先々月、結果が悪くても知らせるよと約束しましたので、辛いメールを送りました。それが良いのかどうなのか、分かりません。
失礼しました。
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