嘘は常備薬、真実は劇薬 2
私のお見合い、上手に断られたのですが、その時私はこんな風に思ったのです。
この世は嘘だらけ、本当のことを言われても何とも思わないのにと、そうやって表面を平和にして置く、そんなことをしていると、何処に真実が有るのか分からなくなるぞと。
しかし考えて見ると私は純粋でした、真実が大事と真剣に考えていたのですから。
何処に真実が有るのかと、探し続けた青年時代、そして仲間達はデモに参加していた、しかし私はそれにも違和感を覚えました、これも真実ではないからです。本当に日米安保に反対していた訳でもない、ただ勢いのままに攣るんでいただけでした。
私は働き始め、その職場のモラルの向上に努める一員となって居ました。モラルの向上って?、それは真実を隠し、常備薬を煎じ続けることでした。嘘の付き合いです、握手しながら心で舌を出す、そんな連続でしたが、職場は良い環境でした。
ある時、ある先輩が現れました、職場の上司となった人でした。その頃、私の職場では大変な問題が有りました、表面的な良い環境とは別に、肝心のことがなおざりになって居ました。表面的な良い環境、表面的な人間関係、それが限界点に達したのです。
何のことか、お分かりに成らないですね。こうやって思い出しながら書いているので、順不同にもなっていますね。
真実は劇薬、しかしこの真実しか、人を生かさないのだと私は痛烈に意識した体験を得たのも、この職場でした、そしてそれを誘発させたのがその先輩でした。
この世に真実何て有り得ない、真実が大事と真剣に考えていた私、それは世間知らずのおぼっちゃまの甘い甘い人生だと、生きて来た私に、パラダイムシフトが起こったのです。
続く・・・。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。