水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

嘘は常備薬、真実は劇薬 3

人生で一番大切なこととは何だろう、人それぞれだから一人一人違うよねと言われそうだが、そうではなく、誰でも共通に大切なことがあるとしたら、それは何だろうか。


私はそれを、この職場で教わったと今でも思っている、今でもそう思っているということは、ずっとそう思って生きて来たと言って良いですね、しかし正直ずっとそう思って来たというだけで、そう生きて来たとは言えないのです。


この歳になり、後どれくらい生きられるかと告げられ、引き算の人生に入った時、この初めての職場で学んだことが、どんなに大切なことだったのかを実感するに至りました。実に50年を費やし、蜘蛛の糸が微かに見え始めたということかと、笑って居ます。


何てこった!!


その職場は、大きな学校法人の食堂でした、私は大学3年で中退して、放浪のような生活をして居ました。何も信用せず、大人は皆、ケインコスギならぬ権威濃すぎで、何処にも真実など見えない社会の中で、さ迷って居ました。


ある紹介で入ったその職場、それはその食堂の厨房でした。私は何も期待はして居ませんでしたし、どうせ嘘は常備薬の世界でしょうから、上手く立ちまわり自分の周りを平和にと働き始めました。


しかしあのアウシュビッツでのフランクル博士の言葉では有りませんが、人生の課題は雨のように私にも降り始めたのです、上手く立ちまわるだけではとても前には進めない課題が、押し寄せて来ました。


それは、掃除でした、何だ掃除か!!と言われそうですが、まさにその「何だ掃除」だったのです。


続く・・・・