イベントの中止(ウエストサイドストーリー)
具体的な経済の北風が、昨夜吹きました。
昨年9月よりスタートした、ロングラン公演
が昨日で中止となりました。
昨日はそれ以外でもあちこちで、大きな公演中止のニュースが入って来ました。
豊洲のIHIステージアラウンド東京、ここは客席の周りの
舞台が360度回転し、まさにステージアラウンドの劇場です。
公演されているのは、ウエストサイドストーリーという、日本
では55年も前にハリウッド映画として上映された物語です。
★55年前の映画、ウエストサイドストーリーのダンス(練習)場面です。中央が当時大人気となったジョージチャキリス、私の姉がもう夢中でしたね。
先日、動員数100万人を越えて、その記念としてペアチケット
をサービス開始したばかりで、大人気のショーでした。
もっともっと残念なのは、このショーに出演するメンバー達です。
今は第二クールのメンバーが公演しています、それが間もなく
終わるのですが、その次に第三クールが始まるのです。
それらのメンバーは、その殆どが、厳しいオーディションに受かった
新人達なのです。彼ら、彼女等にしてみれば、夢に見た舞台、あこがれ
の舞台だったでしょう。
まさに人生を掛けた舞台に、わくわくドキドキし、緊張と練習の日々
を過ごして来た矢先の、中止の決定だったと思います。
何!!、中止?、何なんだ、これまでやってきたことはと
折角開けかけた己の人生の扉も、バターンと閉まったことでしょう。
でもこの中止は、いわば、風の流れなのだと思いました。
若者達の青春を丸ごと抱えたまま、ステージアラウンドの灯は
束の間かも知れませんが、フェードアウトします。
もし、このコロナの風が、この1・2週間で変わっていくと
したら、この夢の舞台は、ムクムクと起き上れるのかも知れ
ません。
ウエストサイドストーリー、私がこの映画を観たのは16歳、
高校一年でした。
でも、55年を過ぎて、その裏方ですが、仕事の一部をお引き受け
させていただいたことに、心より感謝したいと思いました。
願わくは中止でなく、延期とならんことを、若者達の夢を奪う
ことない未来を望むものです。
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