水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

驚きました。

何を驚いたのか、風評をかたくなに信じる人達の心理にです。


今日、工場に近所のお客様がお見えになりました。


工場はクリーニングの受付けはしないのですが、
これこそ風評を頼りにか、時折お客様が見えます。



そのおばあちゃま、物凄く話好きで、工場のパート
さんを捕まえて(クリーニングはワイシャツ一枚)
教えて上げるとばかり、ある話題を提供したのです。


その話題、パートさんは今朝のテレビで先刻ご承知で
それを頭に入れながら聞いていたのでしょう。


おばあちゃま トイレットペーパーが無いのよ、知ってる?


パートさん  ええ、今朝のテレビでやって居ましたね。


おばあちゃま 何をのんびりしているの!!、買いに行かないの?
       私はもう、何個も買い占めて来たわ!!


       もう売って居ないかもしれないわね。


パートさん  大丈夫ですよ、テレビでは十分在庫はあるって言って
       居ましたから(実際、そのようでした)


おばあちゃま そんなことないわよ、行って見て!!、全然無いから


パートさん  大丈夫ですよ


おばあちゃま 大丈夫じゃないわよ、私、これからもう一回行って
       売って居たら買うのよ!!


パートさん  (もうこれは駄目だ!!って思ったのでしょう)
       私達も、仕事が終わったら、覗いて観ますね。


おばあちゃま (呆れたように)のんびりしているわねえ、仕方ないわね



そう言いながら、トボトボと帰って行かれました。



私は念の為に、近くのスーパーを覗いて観ました。


なるほど、トイレットペーパーが山のように積んである棚が空でした。


ああいうおばあちゃまが、風評を信じて、買占めてしまったのでしょう。


何だかおかしく、でも、ちょっと悲しくも成りました。


買占めって、自分さえよければの典型の心、物凄い不安感の現れですね。
そして、マスクでの不安も有ったのでしょう。


でもなあ、半年分ももしかしたら買い占めて、どうするんだろうか。


なんて、余計な心配もしたのでした。