水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

枇杷の木、そして見知らぬ草の、力強さに乾杯!!

会社の駐車場の脇に、いつまにか育った枇杷の木がある、それも沢山生えている。


会社は創業から19年、その初めの頃の話を聞いた、ある職人さんが田舎から沢山の枇杷を貰ってきた、それを会社で全員が食べたのです、そして食べながら枇杷の種をペッペっと吐いた。


それが種まきだったらしい、翌年、それらしい芽が出て来たのです、そして育ちに育って今や、10本程の枇杷の木が森林と化している、高さも6メートルはあるだろう。


その内、枇杷の実を付けるのは数本で、後は付けない、何だか雄と雌があるらしいが、いずれにしても、ペッペッと吐いた種が元だから何だかなあと思ってしまう。


パートさんが有る日、枇杷の木を切って良いかと聞きに来ました。何で?と聞いたら、実を付けない雄は切った方が良いとの提案だった。余りに茂っているので、それも良いかと思い、切って下さいと伝えました。

☆切られた枇杷の木、葉があちこちから出て居ます。


それから、一か月くらい経ったろうか、ふと見ると切られた幹(中途半端なまま)を見ると、その幹のあちこちから葉が出始めているのです、何か所も出ているそれを見ながら私は「生命力」そのものを感じました。


植物にとっては、種が撒かれた場所が、故郷であり居場所なんです、それがたとえ塀の途中に僅かにある土の上でも・・・・。

☆これは家の塀に生え始めた、何だろう名前が分かりませんが、葉を広げて居ます。ここが生まれた場所なんだと、頑張れと!!、私は毎日話かけて居ます。



そういうばそんな本がベストセラーになったなと、確か「生まれた場所で咲きなさい」だったか、違っていたらすみません。


そうは言われても、人間はなかなかそうは行かないだろう、それは足があるからか。しかし植物は、この言葉通りしか生きられないのだ。


今年も枇杷の木、沢山の実を付けるに違いない、小さいのに甘い実です、楽しみです。