水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

パラダイムシフト

価値観の180度の変換、パラダイムシフトが
起きている。


どんなに当たる占い師も、予想することは出来なかったことが
今、起きているのです。


地球が狭くなり、誰もが行き来出来ることが、この危機を
増大させました。


これはやはり人間達の傲慢さへの警告でしょう、そう考えた
方が賢明と思いました。



★以下は私の拙い体験です。


今から22年前、私が所属していた会社が廃業しました。
(経営者は兄でした)


その廃業に至る道の途中で、沢山のパラダイムシフトが
起きました。


人とは(私はですが)、変化を嫌うものだな、これが廃業
に至る道の途中で痛切に感じたことです。


多大なる債務、それを返して行かねば成らない、土地本位
で借りたお金、それがリーマンショックで10分の1まで
土地の価格が下がりました。


全部売っても返せないのです、そしてその触手は営業所の土地
本社の土地、工場の土地と、全部に伸びて来ました。


この本社だけは守りたい、この工場だけは守りたいと願う
気持ちの根幹には、今までの生活を変えないで生きて行き
たい!!という守りの欲が流れ続けて居ました。


変化を恐れる心は、最後まで消えることは有りませんでした。


でも、現実の力は、あの大津波のようにあっという間に、小さな
会社を飲み込んだのです。


全て売却すること、そして後は債権者との話し合いで決めなさい
と、裁判は結審しました。


その翌日のことです、裁判の結審と受けたマンション業者が
本社にどっと押し寄せました。


いつ出て行けますか?と、その日を決めて下さいと指示されたのです。


それから一週間後、本社はその業者に引き渡されました。
その時私は忘れ物に気づき、本社の扉を開けて中に入ろうと
したのです。


大きな声が飛びました、不法侵入です、入らないで下さいと。



これを最後に、全てを失いました。


いくら変化を嫌っても、守るべきものが無くなってしまった
ら、何とも成らない訳です。



こうやって生まれた新しい人生のスタート、私はその時50歳でした。



これは私と社員と家族に起きたパラダイムシフトです、それから22年、
過去を振り返らないで進んできた22年と言う歳月が、


パラダイムシフトそのものだったと、気づかされています。



今、このパラダイムシフトが、あらゆる場所で起ころうとして居ます。


好むと好まざるに関わらず、避けることの出来ない価値の転換
の下に私達は置かれました。


頑張りましょう!!、起きることを全て受け入れて、
この目の前に広がる海を、決して後ろを振り向かずに、泳ぎ切りましょう。