水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

文化が変わる 日常が変わる時

クリーニングが文化であるかどうかは分かりませんが
長い間変わらなかったクリーニング店舗の形が変わろう
としている。


これまでも小さな変化は有りました、親父さんが店先で
アイロンを鉢巻姿で掛けている店。


奥さんがお客様とのたわいない世間話をしながらの
接客、時には人生相談までもやったりと、そんな夫婦の
店が沢山有った時代。


クリーニングの品質は良かった、全然良かったのです。


ワイシャツ一枚をアイロンで掛けきる技術、それは簡単
では有りません、それを一枚350円で売っていた。


必死の料金設定、1000円で売っても安いだろう。


★私では有りません(笑)、こうやって店先で仕上げている姿が懐かしいです。



しかしいつの間にか忍び寄る、安売りの店が・・・、


大手と呼ばれるクリーニングチェーンの進出です。


ワイシャツ一枚100円、とんでもない値段の設定でした。


何故そんな値段で出来るのか、それは機械設備による
大量生産でした。


アイロン一つでワイシャツを掛けきると一枚約20分は
掛かる、ところが機械設備では一分で一枚を実現したの
です。


戦えない、どうやっても戦えない、一分で仕上げる品質が
どうのこうのと言って居られない程の値段の違いでした。



その大手チェーン店舗が揺らいでいる、リモートワーク
テレワークでワイシャツを余り着なくなったこともある


それよりも、わざわざ洗濯物を持って店に行くというリスク
を犯さなくなってしまったのです。


飲食店もガラガラ、クリーニング店舗も同じなのです。



ではどうしているのか、クリーニングに出さなくなって
しまったのか、いやそんなことは有りません。


大手チェーンが店を閉める一方で、クリーニング受付が
変わって来たのです。



自宅にいながらクリーニングに出すようになった、そういう
文化が定着し始めました。


そしてもう一つ、洋服を買うという文化も変わろうとして
居ます。レナウンが廃業したように、アパレルにも大きな
潮流が押し寄せてきています。


ファッションレンタル、大手が今進めようといている新しい
洋服の購買方法です。


購買、ちょっと違いますか、借りるという表現が当たって
居ます、もう余計な洋服は持たない、そういう時代がそこ
まで押し寄せてきているのです。


それもこれも「コロナ」の原因です、コロナが変える未来
は如何に、まだまだ見えないものが多いと思いますが



確かに、今までとうとうと流れていた当たり前の日常は、
もう過去のものとなり、新しい日常の構築を模索している
そんな時と思います。