水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

人生の転機

幸福な人は幸せをつかむ努力をします。

不幸な人は幸せに見える努力をします。


心理学者加藤諦三氏の「アメリカインディアンの教え」からです。



私は、後者をやって来たと思って居ます、
不毛な努力?、いやそれ以前、自分では自分の幸せの為に
なんら具体的な行動はして来なかったのです。


いや、ちょっと違うかな、自分しか自分を生かせないんだと、
この一番大事なことが抜け落ちていた


そう思っています。


誰かが自分を生かせてくれる人生、そんな人生が
あるなんて密かに思って居た、のでしょう。


前号の絵、ウニ君の原画です。尻尾の方が途切れていて、絵では想像で描きましたが(笑)



NHKの番組、チコちゃんでやっていた。
何故、全国の土産物屋には木刀が売られて居るのか?って


誰も答えられない、でも、答えは簡単だった、
それを広めようと努力した人がいた、高橋信夫(未だ存命)という人が
全国の土産物屋を廻り、営業して歩いたからと。


男の子の魂を揺さぶる土産、それが木刀だったと、
でもこれは後から言えることですね。



自分しか自分を生かせないことを知らない人、それを世間では
お坊ちゃまと言いますね。


でもこのお坊ちゃまが何と多いことか(私も含めてです)
もし、これに気づかずに一生を過ごすと、とんでもない人生
が待って居ます、その形は人それぞれなのですが・・・・、


コンビニで怒っているお年寄り(多分私と同世代)を見る度に
思うのです、お坊ちゃまのまんまなんだと、彼は、彼らはと。



人生って実際、降りかかる火の粉を避けて通れないほど、
沢山の火の粉が降ってくるんです。


ある時もう駄目だ!!と、まともに火の粉を受け火だるまになるしかないと
全身に火の粉を受けた時に、


燃えたのは自分の周りだけだったんです、そのお蔭で何かが自分の内側
から現れた、燃えてしまったので現れざるを得なかった、
そうも言えます。


生身の身体を北風に晒された自分、それを望んでは居なかった、いや、
それが怖かったんです、晒されて終わってしまうかもしれないだろう
自分が。



しかし、大層なことを書いて来ましたが、私の生き方は今でも、
そう変わっては居ません、臆病で
何を成すにしても、全然大胆では有りません。


前号の、職人さんへの対応にしても、そんなの経営者が
やること!!って思われるようなことと自分でも感じます。


でも、これが俺なんだと、今は何故か思えるのです。


明日の給与をどう支払おうと奔走している時も、その夜には
絵を描いている、それが私です。



23年前、大赤字の会社を引き受けた人生、それがパラダイムシフト
のトリガーとなった、その大アホの人生を周り中に笑われたこと
それもトリガーと成りました。


それが私の「人生の転機」だったと。


今は思います。


自分の人生を着飾るように、他人に幸せに見える努力をする、
こんな不毛なことは
ないんだと