水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

心から謝れる時 心は自由なのかも知れない

心は自由なのでしょうか、身の回りに起きることを
どう受け取るか、受け取れるか、


それらの事象を自由に受け取る、受け取れる時は
自由と思うかも知れません。


私は、私達の心は、自然が奏でる日々の天気のようだ
と思って居ます。


心がいくら明るく転じようとしても、心のちょっと外側に
膜が覆っていて、自分の心の動きを止めてしまう


それは長く続く雨の日のような、いったい太陽ってどこへ
行ったと叫ぶ日々のように



心は自由なんだから明るく振る舞おうって思っても
覆っている膜が邪魔をする


そうはさせないよって



ある日、会社に掛かって来た電話、それはある支店から
でした。


開口一番でした、


潰れるなら早めに言ってくれ


新しい会社を立ち上げて10年過ぎた頃に
電話越しのある支店長の言葉だった


会社が危ないと、漏れ始めた頃のことでした。


こういう時、心を覆っている膜に厚く包まれる
私は軽く笑い飛ばそうとしたのだが、
唇が引きつりそれは叶わなかった


彼らの為に立ち上げた会社だった、それが傲慢だった
と気づきはじめた頃だった、心は苛立ち、何とも
成らなかった。



辞めてやる!!、彼はゴムの前掛けを私に投げつけながら
出ていった。


彼は工場のランドリー責任者でした。


会社が思わしく無く、三度目の給与下げの相談を持ちかけた
矢先だった。


本当に申し訳ないと私は、その後姿に頭を垂れ続けたのでした。


その途端、心は軽くなったのです。



何でだろう、頭を垂れた、本当に申し訳ないと思えた途端
心は自分のものになった気がした。


心が謝っている、その時心は自由なんだと
そう思えたのです。



その時以来、私は心に尋ねるようになったのだと思います。


辛いのか、そうか、じゃあそっとして置くよって・・・、