水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

ありがとうの季節 最終音源


(下のURLを右クリックしタブを開くと音源が現れると存じます)



この物語を、ちょっと説明します、ご興味の無い方は
どうかスルーを


5年くらい前のある日拙宅に、一人の後輩が訪ねて来ました、突然の訪問でした。


それは丁度桜の咲く季節でした。


彼は、何を話すでもなく、懐かしそうに思い出を語り、
佐賀に帰って行きました。


そう、彼は佐賀の人、30年くらい前に一緒にイベントを開催し、
活躍した彼、その頃からの付き合いでした。


その後彼は佐賀に帰ったのでした、そして家族も持ったのです。



彼は昨年5月、帰らぬ人と成りました。


一昨年の10月、私達(30年前のイベント仲間、彼の大学時代の同級生)
は、彼がどうしても熱気球に乗せたいとの想いを受けて、
佐賀に向かいました。


詳細な計画を立てていた彼でした、それを奥様が本当に残念そうに
説明をしてくれました、そうなんです、私達が着いた時には
彼は、もうベッドの上から動けなかったのです。


病室の窓からは、遠くに熱気球が上がっている景色が
広がって居ました。


彼の病は肺癌、それが脳にまで転移していたのでした。


私達の訪問に、動けない身体のまま、目には涙が溢れて
いたのです。


でも、生前の彼に逢えたのでした、私は彼の涙を受けながら、
5年前に、突然訪ねて来た彼の姿を思い起こして居ました。


ああ、お別れに来たんだと、鈍い私ですが、そのことが
痛いほどわかったのでした。


わざわざ佐賀から、お別れだけの為に訪ねてきたのです、
何ということかと、思わずには居られませんでした。


桜の季節の突然の訪問は、大学時代の仲間にも及んで居ました、
それは皆、同じ想いだったのです。



昨年5月に天国に向かった彼です、その一連の思い出を
私は、つたない詩としました。桜の木の下でたたずむ彼、
そんな風に思い出を綴ったのです。


その詩を見た、というより送ったのですが、彼の大学時代の
彼の同輩が、追詩を行い、そして音楽にしてくれました。


ありがとうの季節、そうしましょうと、彼を賛歌する曲は
出来上がり、その後4月にトライアル音源が出来ました。


それはもう皆さんにお聞きいただきました。


そして今回、ギター音源だけでなく、ドラムを追加し、ハーモニー
も加えての最終音源が出来上がりました。


君は大空へ舞い上がる~


で、始まる賛歌、最終です、どうぞ、ご視聴を(*^_^*)



ありがとうございました!!