水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

長崎の鐘 淋しくてやりきれない 水彩画

原爆が広島と長崎に落とされて久しい


前に、長崎を訪れ、原爆資料館を見させてもらった時の衝撃は
半端なかった


そこで長崎の鐘の歌を聴いた、


その冒頭の歌詞はこうだ


こよなく晴れた 青空を 悲しと思う切なさよ


佐藤八郎氏の詩でした。



以前、この世界の片隅に、そんな題名の映画を観ました、アニメでした。


主人公の少女は大人になり、広島は呉に嫁ぎます、そこで
被爆するのですそして彼女は片手を失うのです。


その映画の主題歌が、悲しくてやりきれない、でした。


以前にフォーククルセダースが作曲しそれをカバーした曲でした。


その歌詞の冒頭はこうです、


胸にしみる空の輝き 今日も遠く眺め 涙を流す~




悲しくてやりきれない/北山 修


この二つの曲の作詞は、二つとも、佐藤八郎氏だったのです。



とても美しい青空、輝くような青空が、なんでこうも苦しみに溢れて
観えるのかと、


この二つの歌詞は共有して居ます。



まさに人生とは綾なす組紐のように、その人も、どの人にも過酷さを
浴びせます。


でも、組み上がったその紐はいつも美しい、どの色も交じり合い競演し
得も言われぬ美を現します。



苦しみ悲しみを綴り続けた佐藤八郎氏の詩の美しさが、応えてくれて
いるように



☆空の絵を探したのですが余り無くて、富里近くの名も無い桜林です。
 夕日に映える桜が美しかったです!!