水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

最後の命を掛けて頑張ります!! 水彩画

銀行の担当に投げかけた、私の言葉です。


(以下、命だ、とか、詰まらぬことを書いて居ます、ご興味ない
方はどうかスルーをお願い致します。)



銀行に呼ばれました、叱責と脅し、でした。


川崎にある銀行、長年のお付き合いでは有ります、
お陰で助けられた来た日々、私共の存続は
一部この銀行のお陰なのです。


そして更に、10年前より、リスケと成りました。
(リスケとは債務返済の一時凍結のこと、返済は利息だけとなる方法です)


これは銀行から見ると、B~D級の顧客への転落で、
ほとんど再起不能の烙印を押された姿です。


10年前、このリスケを受けられた時私は、担当マンに聞きました、
このリスケを受けた会社が過去に、再生出来た例はあるのですか?と


ほとんど無いです、私が知る限り過去に2~3社有ったかくらいです。


丁寧に答えてくれました・・・・が、


これは死刑宣告だと思ったのです。死刑宣告はされたが、執行までは
10年あるよと、


その10年目が来たのです。


☆水に映る秋、以前のものです。



でも言い変えれば、この10年の間、どこからも融資を受けられて
居ないのに、会社は継続して来た、この事実は重いですよね


そこを全然見ないのが銀行です、アホか!!と思いましたね。


私が担当だったら、よく継続されて来ましたね!!とエールを
贈るでしょう(笑)


自分で思います、よくやって来られたと、でもそこは全然
見て「くれない」と


私も、恐怖の「くれない」族に陥りました。



コロナで、この辺りの零細企業は軒並み倒産しています、ちょっと
歩くとシャッターが開いていない町並みなのです。


それを観ながら思います、銀行は債権回収に走ったなと、ここも
10年過ぎたんだろうなと・・・・、


目の前の担当の顔を観てるうちに、だんだんとその顔が
蛇に見えて来ました。


債権回収大蛇です、いや大蛇じゃないな、その辺にいる青大将か
山案山子だと



しかし、銀行に苦情を言っても始まらない、助けられて来たことも確か
なのですから


昨年から今年に掛けて新しいレンタルファッション事業のお仲間に
入れていただきました、さあやるぞ!!と思ったら


今まで売上の主力だった営業部門の売上が半減したのです、衣装関係の
売上はやっと戻り始めた矢先でした。


あちらが沈むとこちらが浮かぶ、駄目になる仕事の一方で、
新しい仕事が舞い込む、


この10年の間、繰り返して来たことだなあって。


参ったなあ!!、あ!!また助けられたと


まさに、捨てる神あれば拾う神あり、なのです。


もうこいつは駄目だと思われ離れていく人達、しかし一方で
こんな仕事をやってくれますか?と近寄ってくる人達


こんなことの連鎖でした、奇跡?、そんな風にも
感じます。



でもあれから10年か、よく頑張ったなあって、銀行員のしかめっ面
を観ながら私の心の中は再び、前を向いて居ました。


この爺さん、まだ頑張るのかよって思われたかと。


私は思わず彼に、こんな言葉を浴びせて居ました、


最後の命を掛けて頑張ります!!と


ポカンとした顔の彼、最後の命?、なんだそれって、


私は丁寧に頭を下げて、踵を返しました。