他人からは見えない道 それは一本の綱
私達はそれぞれ、他人からは見えない道を歩いている
それは、空中に張ったサーカスの「一本の綱」のような道、歩いている
本人もわからない道なのかも知れない
誰も同じ道を歩くことは出来ない
誰もその道は駄目だよと忠告しても意味はない
その道を外すと、落ちてしまうからだ
だからその道を歩くしかない
そうやって70年以上、歩いて来た私の道、つたない道
あの美空ひばりさんが、唯一、シングルカットをして欲しい
と頼んだ歌、
川の流れのように
そんなことを要求するのは初めてだったと驚いたと
秋元氏は言う
52歳で亡くなったひばりさん、もっともっともっと長い長い長い
人生だったのではと思ったのだが、
しかしその道は、やはり誰にも歩けない彼女だけのピンと張られた
「綱」だった
夫婦であろうと親子であろうと、兄弟であろうと、
共に歩ける一本の綱はない
それぞれがそれぞれの綱を無意識にも歩きながら、もしかして手を繋げられる
なら、それが例え一瞬であろうと
良かったなと、思う
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