水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

泣いた赤鬼

結構有名なおとぎ話、絵本も良いですね。


あらすじは、


村人に好かれない赤鬼、何をしても好かれないと嘆いていた


そこへ青鬼が来て、一つの知恵を授けた


それは、俺が(青鬼)が村人をいじめる素振りをするからお前は
俺をやっつければ良い、と


その提案に乗った赤鬼、村人の前で青鬼をやっつけて退散させて
しまう


青鬼は、村から逃げていき、そのまま帰らなかった


赤鬼は村人から絶大な信頼を勝ち得たのだが、深い寂しさだけが
残った


青鬼よ、ありがとう!!、でももう君は帰って来ないのかと
涙は止まらなかった



こんなあらすじだった、今この物語を読み返すと、小さな頃とは
違う感慨が込み上げてくる、この物語はいったい何を示唆して
居るのだろうかと


いったい青鬼は誰だったのか、もう戻っては来ないのだろうかと
悪さを演じて嫌われて、でも赤鬼が幸せなら良いと思う、


そんな他人はいない、何処にも居ない



泣いた赤鬼はこの私、このリアルな社会を泣きながら生きている私


青鬼は、いつも何が有っても私の傍にいてくれたであろう誰か
それは多分、もう一人の私かも知れない


そう思った。




追記
ウエット オン ウエットの絵は限りなく失敗の道を歩んでいます(ー_ー)!!
水彩画、特に滲みの絵は本当に難しいです。


いや、でも、どうであれ、ただの自己満足には違いないですが(^_-)