水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

渋柿の 渋がそのまま 甘さかな(甘味かな)

皆様も勿論ご存じのように、渋柿の皮をむき干しておくと、不思議不思議
渋だけが取れて甘さが現れて来ます。


干し柿、この甘さは格別です



桃栗(ももくり)三年柿八年 達磨は九年 俺一生
梅は酸いとて十三年 梨のバカヤロ十八年 柚子の大馬鹿二十年


これは、こんな言葉が流行る地方によって内容は違うのでしょうが、
実の生る植物の実が生るのに何年も掛かることを教えています。


でもその生った実が渋だった・・・・・、


☆昔昔描いた柿?、葉っぱと屋根の絵ですね(笑)



もうこの人生を二度と繰り返したくはない、もう一度同じ人生を歩める
としたら貴方はどうしますか?


この質問にはヘキヘキしながら、とんでもない、もう二度と結構!!ですと
言いたい


ただの「変な子」だった私は誰にも理解されず、私自身にも理解されることなく
大人?となり、さ迷い続けた人生


でも、こう思うと何だか納得出来た、それは・・・・、
お前は「渋柿」なんだよって


そう思うと、そうだったのか、そうだったんだろうって腑に落ちる気がする
のです。


誰も食べない、でもだからどうしたら普通となれるのか必死に努力した
、でも渋は渋だ、本当の自分は甘いんだよって誰が理解するものか



私がそんな私を生きて行く為に何をして来たのか、それはオブラートだった
と思う、甘いベールで自分を覆う人生、そんな私を他人は指先で触り
その指をちょっと舐める、お前甘くなったじゃないかって(アホ!!)


私自身が変われたように、自分でも錯覚した
でも渋は渋、本質は変わらない



今、この歳になり思う、やはり本質は変わらないと、でもそれでも年月を重ねて
変わったことはあるのだろう


渋がそのまま甘さかな、こんなことかなと思う


苦しい苦しい一生、でも時折日光に照らされて現れる甘さは
格別なのかも知れない


あと少し、こんな自分を生きて行く


もう少し