一周忌
早い早い、義姉の一周忌を迎えました、この絵からもう一年近いです。
私が二年という余命を告げられたのが、義姉が逝く半年前です、そのことを義姉に報告することなく義姉はさっさと逝ってしまいました。
つい昨日まで、蒲田のニーハオで、美味しそうに餃子を食べていた義姉、それが・・・、翌日には帰らぬ人となった、これは妻が涙を溢れさせながら語ったことです。
癌で死にたい、この言葉は私共のパートさんの願いです、本当は癌でなんか死にたくはないでしょう、でもこの言葉の意味は、突然大事な人を失い続けてきた彼女の必至さの末と感じました。
確かに癌は、予定が立てられるかも知れません。私はそんな計画的な人間では有りませんので、癌で死にたいなどと思える程、高潔な想いは有りません。
しかし癌は、身体と相談しながら人生を進めていくことが出来るかも知れないなどと思う時は有ります。
お義姉さん、生前は本当にお世話に成りました。
昔昔、私があるイベントの為の、つたない楽譜を持ちこみ、それを見事に編曲してくれたあの夏を、忘れたことは有りません。
あのカセット「明日へ伝える心」、今でも大事にして居ますよと、仏前で感謝を伝えました。
失礼しました。
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