大腿骨骨折 2
昔昔、腕の骨を折り、一か月ほどギブスをした記憶が有ります。その時の治療の痛いの痛くないのって、ずれた骨を戻すのに、腕を引っ張られて、少し痛いけど我慢してねと言われながら、骨を戻された記憶が鮮明です。
骨が折れると(その折れ方にもよりますが)折れた骨の先が、その辺りの神経を刺激し続けます。動かないでいるとそうでもないのですが、何かの理由で動かされた時に、全身に激痛が走ります。
一回目は、救急車に移される時
二回目は、救急車から病院の救急受付のベッドに移される時
三回目は、部屋のベッドに移される時
でも、今回の病院は、優れた病院だと思わされました。このような患者の痛みの歴史を無視することなく、どうしたら少しでも痛みが薄れるのかを研究して居ましたね。
それは、患者の身体を滑らしながら、移す、のです。
はい、滑らせますからねと看護師の声、ベッドより少し高めから滑らしながらベッドに移動させます。これは有り難かった!!、このような日々の細かい配慮に感謝しました。
レントゲン写真には驚愕しました、折れて骨同士が離れて居ます。これは駄目だ!!、もう歩けないと、Xジャパンの「もう一人では歩けない」という歌詞を歌って居ました、勿論心の中ですが。
☆これはネットからの拝借です。折れ方により、左側二枚のような方法(折れた骨を繋ぐ)も有ります。私のは一番右側の方法でした、これが頸部骨折の人工関節手術です。
その写真を見ながら整形外科の先生はおっしゃいました。
これは最も良くある折れ方です、手術で直りますので、手術をさせてくれますか?
え!!、治るのですか?、手術ですか、どうやるんです?
ええ、人工関節に取り変えます、そっくり取り換えてしまいますので、大丈夫ですよ
手術、人工関節、大丈夫、この三言が耳から離れませんでした。
こうやって私は、現代医学に助けられました。現代医学の躍進の一つは、事例の多さですこの事例の場合は、こうやる、こうやって見ようと挑戦を繰り返した歴史です、その歴史の積み重ねが、私を再び歩ける!!という世界に戻してくれました。
感謝しか有りません。
失礼しました。
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