分身型ロボット
NHKの特集でした。
社会に出て働くなんて、考えられない状況の人々、全身が動かせない、でも指の先だけは少し動く、そういった重度の人達が、他人と関われる方法・・・、
それが分身型ロボットなのです。
★こんなロボットがカフェで動いて居ます、注文を取るのはこのロボットを操縦している、彼のような重度の障害者達、もちろん他の状況の人達もいらっしゃいます。未来は暗くはないと、何故か思いました。
ご本人は、寝たままパソコンの画面を通じて、その分身型ロボットの居るカフェと同化しながら分身ロボットに自分の言葉を話させるんです。
ご注文は?
こんにちわ!!
私は誰々ですと、お客様と交流する。なかなか越えがたい壁が有りますが、初めて社会と関われた、初めて人と会話のようなことが出来た、相手の言葉を自分の心で受け止められた、こんなことが出来たんだと。
終わったその日は、今までに味わったことのない高揚感に眠れなかった、と。
私はこれを観ながら、涙が止まりませんでした。
彼の世界が変わった、ほんの少しの変化かも知れませんが、このまま一生この狭い部屋で人生を送るしか無かったことが、広がろうとしている。
まして、自分をずーっと看護してくれていた両親に、ほんの少しでも安心をして貰えたらと、彼の気持ちは明るくなっていたのです。
科学は、このような面を持って居ますね。原爆も科学なら、このようなことも科学です。科学は人の心の反映です、もっともっとこのようなことに科学の力を集中させて欲しいと願った、土曜日の朝でした。
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