梅の香 2
ごめんなさい、ちょっと物語は休憩します。
この梅は、川崎市野川辺りの農家周りの景色です。野川辺りは、このような田園が未だに残って居ます、良い所です。
私が、大腿骨を骨折したのも野川ですが(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
そして、真ん中の小道を描いている内に、あの「詩」を思い出したのです。
この詩は、ブログのお仲間がちょっと前のブログに載せていた詩です、覚えていたよ、あんな昔に習った詩を、と。
私もそれを読みながらこの詩を中学二年の時に国語の先生から習ったなあと、ほとんど思い出したのでした。
それは、島崎藤村の「初恋」です。
まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり
やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり
わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情に酌みしかな
林檎畑の樹の下に
おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこひしけれ
井上尚美先生、姿勢の良い先生でした。ある日授業をストップさせて、君たちに私の大好きな詩をプレゼントしますと、この詩を紹介してくれました。
中学2年という多感な時期に、実にピッタリだったなあ(笑)
最後の章、
リンゴ畑の樹の下に おのずからなる細道は 誰が踏みそめしかたみぞと 問ひたまふこそこいしけれ
この章を思い出しながら描きました、リンゴではなく梅ですが(ー_ー)!!
でもなあ、我が心に手を当てて見たら、55年前も今も、あまり変わっては居ないですね。進歩無し!!です。
失礼しました。
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