水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

思うがままに生きよう 2



大学中退の私が、就職?したのは、ある学校法人の食堂でした。


私の資格は学校職員でした、ちゃんと、私立共済年金にも加入してくれました。


でも、その食堂厨房という職場はまるで、天国と地獄だったのでした。


★学校法人が経営している、ショートコースのゴルフ場です、実に美しいです。



天国とは、文句ばかり言いながら、麻雀をやっているノンポリ状態、これはある意味天国だった。親の心配など全く考えない、親不孝者、その気づきの無さも天国だったかも知れません。


地獄って何でしょう、私がその職場を地獄と感じたのは、自分の今までの暮らし、常識が全く通じない世界、生き方を180度変えないと生きて行けない世界、これが地獄と感じたのでした。


両親は内心、私が直ぐに音を上げて帰って来ると思っていたようです。でも私は、その期待にだけは応えたくないと、誓って居ました。ここだけが特別な世界ではない、今まで私が生きていた世界、茹でガエルのような世界が、特別だったのだと。


それまで私の生活は、夜中に家に帰り、昼ごろに起きて、学校へ行くふりをしながら遊びに行く、自堕落を絵に描いたような生活でした。


しかし、新しい生活は、その時間基準がまず180度変わったのでした、これだけでも十分地獄でした。


起床は朝四時半、五時出勤です。生活は寮で、いわば先輩にたたき起こされるのです。真冬の朝に、星を見ながらの震えるような出勤は今でもよく覚えて居ます。出勤と言ってもその寮は、食堂から数分の所にあったので助かりましたが。


でも昨日まで12時に起きていた自分が、逆転の生活に入ったこと、実はこの三日目で私は、逃げ出そうと真剣に考えて居ました。


そして、その決意を見事に覆したのが、母からの手紙だったのでした。


続く・・・・・、