悩ましいなあ
固形癌に対する新しい治療法のニュースが、いろいろ沢山流れて居ます。
でも、流れているのは専門に近いサイトで、一般にはなかなか披露はされて居ません。
でもですねえ、よくよくその内容を探っていくと、ああそうか、まだまだなんだと思わされます。
例えば・・・・・、
癌のウイルス療法です。
★ご興味ある方は上記へ、お訪ねください。
この療法の基は、東大医学部です。ウイルスの攻撃力を利用して、癌をやっつけてしまおうという試みです。
使うウイルスは、ヘルペスウイルス、これを聞くとそれだけで大丈夫なの?と思いますがそこはそれ、東大の先生方が、考えに考えて進めて来たことですので。
ここは東大の脳外科で、対象となった癌は、脳腫瘍です。しかもこの治験に参加した患者は、再発脳腫瘍で、今までの治療(抗がん剤)ですと、一年の延命率15%に対して、93%を記録したと有りました。
このようなニュース以外にも、沢山の新規治療が有ります、それを聞いていると悩ましい気持ちにはなります。
でも、この療法が、沢山の治験を乗り越えて、脳腫瘍以外の固形癌一つ一つに試されて、それらが保険治療となるのには、30年くらいは掛かると、ある医療ジャーナリストの言葉でした。
でもなあ、今受けている治療方法も、このように多くの研究者と治験者の積み重ねの上にあるんだよな、つまり恩恵の上にあるというとは確かだよなと、実感して居ます。
でも、人間の皮膚の下はいったいどうなっているんでしょうね、つくづく疑問に成ります。だいたいそこは、どこもかしこも真っ暗で、どこに何があるのかなんて、分かりませんよね。
ヘッドに懐中電灯を付けたヘルペスウイルスが、あれが癌細胞だ!!と攻撃する、そういうことでもないですね。
でももっと面白いなあと思ったのは、ヘルペスウイルスの攻撃を受けダメージを受けた癌細胞が、その時初めて、免疫細胞の攻撃を受けるのだそうです。
癌細胞は、人の免疫細胞から隠れることが出来るのですね、驚きませんか?、この生き抜く仕組みに。
真っ暗な中で、カラスが隠れるなんて(笑)、どうやって隠れるのでしょうね、何も知らないって、こういうことかも知れません。
失礼しました。
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