WHO MOVED MY CHEESE
私のチーズは何処へ消えた、私のチーズを動かしたのは誰?、
等々、沢山の日本語訳が有った、有名な翻訳本の題名でした。
この言葉を、思い起こすような事件や話題が、毎日毎日世間を騒がして居ます。
この言葉に最もふさわしいのは、キャリアという、その人の人間世界での立ち位置でしょうか、キャリアを積んで辿り着いたこの頂上、頂上とは行かないが、それなりに積み上げたこの立場は、俺の、私の、キャリア(チーズ)だと。
しかし、人間が作った社会という山をいくら登りつめても、実にもろいものと言わざるを得ません。
それは一瞬にして割れて失われてしまう、ガラスのようなキャリアだと思います。先日の池袋の事故がその例と言えましょう。
つまり、いつもいつもチーズに囲まれて来た生活、それは自分が求めて蓄えたチーズだと思っていたそのチーズが、ある日消えてしまったと、思ってしまう生き方を諌めた物語、それがこの本です。
フー ムーブド マイ チーズ
私の幸せを奪ったのは 誰?
こんな風にも訳せるでしょう。
誰もあなたの幸せを奪ったりはして居ません、敢えて言うなら、あなたがあなたの幸せと思っていたことを、抱きしめすぎたのですと。
私達は、時に、生き方のパラダイムシフト(価値観の変化)を問われます、それは大きな病で有ったりと、人によってその問われ方は違います。
誰が問うてる?のですかって、それは多分、あたなの内面、奥底からの「問い」でしょう。
変化しなさい、それがこの機会ですよと、孫悟空がお釈迦様の手の平から抜けられないと悟ったように、人間知ではない、もっともっと大きな「知」に、気づかねば成らない、そう思うこの頃です。
失礼しました。
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