あじさいの詩(うた)
☆このあじさいは、石坂邸のでは有りません、明月院でもなく、でも鎌倉のお寺です、すみません記憶が曖昧で。
あじさいの詩は、あの石坂洋二郎さんの小説です。
読んだのに、内容は忘れています、確か吉永小百合さんが主演で映画にもなったと記憶しています。
小学生のころでしょうか、父のクリーニング外交車に乗せられて、田園調布にある石坂洋二郎亭に伺った記憶が有ります。丁度あじさいの咲くころでした、石坂先生の庭にはあじさいが満開でした。
私は先生の、プールに入って良いよという言葉に、はい!とは言ったものの水着もないのと、泳げないのとで、プールを眺めているばかりでした。
広い芝生と、それを囲むように咲くあじさい、そして庭の隅にはプールがある大豪邸、それを見ながら幼子心に、凄いなあ、違うなあ、何で?と思った記憶が有ります。
父は、クリーニング品の預かりを終わると、さあ、帰るよと、先生にも挨拶して、帰途に着きました。
昔昔の御用聞きって、このようなお付き合いが多かったのでしょう、父は、外交上手だったのかと思います。私は父に似なかったなあと、あじさいの季節になると、何故かこの石坂邸のことを思い出します。
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