母のこと 父のこと
母が逝く時私は、首一つだけでも良いから生きていてくれ!!と願いました。
その時母は62歳、クリスチャンでも無いのに、12月25日に逝きました。
★写真はネットからです。
父が逝く時、その場面に誰も立ち会えませんでした。
父は頑固者でした、見舞いに行ったとき私達子供達に、いつも罵声を浴びせて居ました。
この親不孝者、来なくていいから、もう帰れ!!と激しい口調だったのです。
そして、誰も見舞いに行かなく成りました、寂しかったことだろうと思います。
それでも尚、見舞いに行き続けたのが、私の妻でした。どうやら親父は、それを
受け入れていたようです。
ある日病院から電話が入り、御身内の方はお集まり下さいとの招集でした。
しかし、親父はもうすでに息をして居ませんでした。
私は思いました、やっと楽になったな親父、やっとお袋の所へ行けるんだ良かったな
と、母とは正反対のことを思いました。
男って、こんなものだよな、俺も男、こんなもんだろうなって、ふと思いました。
親父、12歳から本当に凄い人生だったよな、でも誰もそれに寄り添うことは出来なかったんだ、だからあんなに見舞いに行くと怒ったんだろう、激しい言葉が出たんだろう、
でも今は親父の心がほんの少し分かるよ、ほんの少しだけど・・・・、
明後日墓参りに行くよ、もう何年だろうか、そう21年だ。
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