水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

等々力アリーナの、大きな不安と小さな不便 1

☆明日には完成と思って居ますが・・・・、



今日は3月11日、あれから6年です。ラジオでも、テレビでも、特集を放映して居ました。未だに仮設住宅に3万人の被災者が住んでいるという実態も放映されて居ました。


それを見ながら私は、等々力アリーナに避難していらした、福島の被災者の皆様を思いだします。等々力アリーナとは、川崎市の総合運動施設にある体育館です。川崎フロンターレの本拠地でもあります。


私共の会社は、そのごく近くに有ります。6年前の3月11日から一週間くらい過ぎたころでしょう(曖昧ですみません)、川崎市市議から私共に電話が入りました、今から思えば沢山のクリーニング業者に電話を入れ続け、なかなか良い感触の業者が居なかったのだと思って居ます。


市議  あの~、お聞きしたいことが有ります。


私   何でしょう


市議  等々力アリーナに、大震災の被災者の方々が避難して来て居ます、これからも
    増えると思って居ます。


私   もしかして、私共に洗濯の依頼ですか?


市議  その「もしかして」です、いかがでしょうか、それ以上は何も言えないのですが


私   つまり、ボランティアということですね。


市議  ええ、まあ、でも何も言えません。


こんな会話が有りました、何も言えないということ、それは良く分かりました。


何か言えば、対価が発生する、しかし対価が発生しなければ労働基準法とか法律に触れる、あくまでも私共の、意思で無ければならない訳です。その市議の苦悩も理解出来ました。


問題は、洗濯で困っている人々が今、現実にいらっしゃるということでした、私は分かりましたと電話を切りました。そして直ぐに、アリーナに赴きました。


そこは体育館、広いフロアが僅かな壁で仕切られていて既に、50組くらいの被災者の方々が、フロアに横になったり、座ったりして居ました。はいしゃいで走り回っている子供達も居ました。


続く・・・・、