水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

「捧げる」とは潔さ

皇后陛下が活躍されている、報道がそのように導いているのかは分かりませんが、私から見ていて、良い笑顔をされていると感じます。


皇后陛下は、美智子上皇后に続いて、民間から嫁がれた二人目の皇后陛下ですね、覚悟の人生のお二人目が、やっと花を開かせたと感慨深いものを感じております。




遠い昔、お釈迦様は、一国の王子という立場を捨てて、山へこもりました。その修行年月は6年に及びました、己の身を全く知らない世界に飛び込ませ、自らを仏様に捧げたのでした。


マザーテレサの話も有名です、マザーもそのまま人生を送れば、何の苦労もない立場だったのに、その立場を捨てて、インドの「死者の家」に自らを投じたのでした。



人生の転機という言葉が有ります、これ、普通の場合は、天変地異や、突然の病、そして私のような会社の倒産とか、やって来た災難に対して、これは恩寵的試練と受け取り、人生を変えるきっかけとする、それが凡人の転機です。


つまり私のような凡人は、他力によって、自力を発せざるを得ない、このような他力が無ければ、茹でカエルのような人生を送るしか無いのかも知れません。



皇后陛下、上皇后陛下は、自らを「捧げる」人生を選んだのだと、偉そうに私は感じて来ました。


何に捧げたのか?、それは、日本の伝統の継承にと、思いました。そこには、日本人の歴史と、日本人の幸せの基があるのだと思います。その大きな大きな大河に、自らを投じたのです(私の勝手な想いです)。


ここに「捧げる」という潔さがあると思いました。誰もが出来ることではないし、そんなチャンスもないとは思いますが、こんな人生の転機もあるのですと私は、己に言い聞かせました。