キムリアに思う
史上最高の薬価、一回に3349万円の薬の名称です。
血液癌の処方薬で、スイスではもう使用されているのです。
このような薬が、保険適用になるとどうなるのか・・・・、
保険者は3割負担ですので、約1000万円超の自己負担です、そして国は残りの2000万円超を支払うことと成ります。
しかしこのキムリア、今までとは全く違う作用の薬で、もう助からないと言われた血液癌の患者は、喉から手が出る程の薬なのです。
でも、普通の人達は、財産かき集めてもこの薬代を支払うことは出来ないでしょう。
一方で、この薬が保険適用になるよう、動き出しているようです。これは大歓迎と言いたい所ですが、もし保険適用になったら、この薬価の7割が、税金負担となるのです。
そして、もしご老人が、この薬を使う場合には、そこに高額医療費上限という法律が関わわって来ます。
この上限は、その人の収入により変わっては来るのですが、収入が極貧の場合には、本人負担額は、1万円とか、2万円くらいとなってしまいます。
そうなるとどうなるのか、この3349万円の殆どが、税金負担となってしまうのです。
え!!、そうなんですか?と、声が聞こえてきますね。
日本はこの老人医療に手厚い国です、それは私自身が経験して居ます、その結果長生きを享受出来る人も多いです。
でも、その長生きが、常にこのような医療制度の上にあるとしたら、それは建設的なことなのかと、疑問に思います。
そしてこのような高額な薬価、どうなのでしょうか、血液癌の方々のお気持ちを考えると、なかなかはっきりと言葉には出せませんが、何とも言えない気持ちにはなります。
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