水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

2017年6月のブログ記事

  • 死を見つめる心 最終

    岸本氏(以降、彼)は、死をどのように「受容」したのか、前回、文章中から引用しました。 しかし、彼に聞くことはもう出来ませんので、これが受容かと聞かれても、何とも分かりません。でも、大変僭越ながら、余命を宣言された私には、そのように思えたのです、ご容赦下さい。 彼は、この後、10年を生きます。その間... 続きをみる

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  • 安芸助の夢

    昔読んだ小泉八雲の短編だったと思う。 前回のウエストサイドストーリー、映画と時間と錯覚と、つまり体験時間の長さがあまりにも違うということを伝えたかった。社会の授業その50分は、何時間にも感じ、この映画は瞬く間だった。 面白いものは早く、詰まらないものは長く、それだけのことなのだが、どうもそれ以上の... 続きをみる

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  • 映画と時間と錯覚と

    ウエストサイドストーリーというミュージカル、今でもブロードウエイでヒットしていると聞きました。 思い出します、53年くらい前です、そこは丸の内ピカデリーというロードショー劇場、ミュージカル「ウエストサイドストーリー」が上映されると言うので、学校では大騒ぎでした。 何故、大騒ぎだったのかは覚えて居ま... 続きをみる

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  • 死を見つめる心 6

    キュープラロス受容の5段階、最後の5番目は「受容」だった。 この受容とは何だろう、どういうことだろうと、考えている。 死を受け入れるという受容、岸本氏はどう受容したのだろうか・・・。 私はその絶望的な暗闇を、必死な気持ちで凝視し続けた。そうしている内に、私は、1つのことに気付き始めた。それは、死と... 続きをみる

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  • 死を見つめる心 5

    まおさんのステージ4は、本当の末期だったのだと思います、その壮絶さは私でも想像が出来ません。 ましてやブログ上ですが、笑顔を出し続けるなんて出来ないと思います、私も、娘のような歳の彼女に沢山励まされました、本当にありがとうございました、安らかにお休み下さい。 末期に本当も嘘もないのだとは思いますが... 続きをみる

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  • 死を見つめる心 5

    誰が病であろうが、株で損をしようが、季節は移ろうて花々を咲かします。 家の玄関前、階段と駐車スペースの間に、小さな花壇が有ります。その花壇には、秋から冬そして春はパンジーが咲き、クチナシ、紫陽花、朝顔、そして今はアガパンサスの花が開かんとして居ます。 この順番が狂うことは有りません、どんなセンサー... 続きをみる

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  • 死を見つめる心(番外編)

    まおさんが、天国の人と成りました。心よりご冥福をお祈り致します。 結構ショックでした、ああやはり人は死ぬんだと、感慨深かったのです。そして彼女は私と同じ(聞く限りですが)、ホルモン療法をやって居ました。性こそ違い、ホルモン療法が目指す所はそんなに変わらないのだと理解して居ます。 男のホルモン療法は... 続きをみる

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  • 死を見つめる心 3

    何故、長い長い旅に出るのに、その用意をしないのかと書きました。 しかし、それはやはり違うなと思いました。旅とは楽しいもの、あそこに行きたい、もっと深く探って見たいと、経験知に基づいた楽しい計画ですね。だから、いそいそと用意をする、言いかえるとその「用意」そのものが楽しいのです。 思い出します、小学... 続きをみる

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  • 驕れる人も久しからず

    ただ、春の夜の夢のごとし 中学の頃の記憶です、間違っているかも知れません。 私は安部総理を嫌いでは有りませんが、汗水たらしての現場の苦労と言いましょうか、実感ある人間関係とか、真に弱者に寄り添うとか、そいいう場面を若いころに、体験をして来なかった人ではないのかと、思って居ます。 これを世間では「お... 続きをみる

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  • 死を見つめる心 2

    この本の書き出しを紹介します。 死は、突然にやって来る。思いがけない時にやって来る。いやむしろ死は突然にしかやって来ないといっても良い。いつ来てもその当事者は、突然に来たとしか感じないのである。 生きることに安心しきっている心には、死に対する用意が何も出来ていないからである。 この書き出しの後半部... 続きをみる

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  • 死を見つめる心 1

    本棚を整理していたら、こんな単行本が見つかりました。まあ、いかに本棚を整理して居なかったのかの証明ですが。 「死を見つめる心」、岸本秀夫著、1960年代の単行本です。これを買い求めた記憶はないのですが、私が買ったものに違いありません。 誰か先輩に紹介されたのかも知れません、買ったのは多分二十代の頃... 続きをみる

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  • 横浜シニア美術展

    出品したいと思って居ます。 昨年出品し、入選でした(落選は殆どないです)、年寄りをがっかりさせたくないという横浜市のやさしさを感じて居ます。 しかし、入賞は難しいです、大きな絵も多く、かなりの力作ばかり、こうやって展覧会に出すと、絵を描いているシニアの多さに気付きます。 今回は、この絵を出品する予... 続きをみる

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  • 私という自分

    何故だか分からないが、自分という私に、固執して居ます。 表題とは反対ですが、初めにどちらを感じるという意味ではどちらでも良いと思いました。 自分とは何だろう、自分とは誰だろうと、この頃強く思い始めて居ます。 こんなこと、若い頃は思ったことは有ません。 私の記憶は、幼稚園の入園試験から始まります。そ... 続きをみる

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  • 消費税 2

    想定外の消費税に、潰されそうです。 そもそも消費税が想定外などと言う経営は、言語道断なのですが・・・・、 預かり金である消費税、それは使ってはいけないお金です。 しかし現実には、全部のお金を回しながら、消費税預かり金もその中に入れながら、運転をしている、それがか弱い姿です。 ☆館山市の図書館にある... 続きをみる

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  • 山頭火

    自分の絵を見ていて思うことは、そのまんま、だなあです。そこには、ひねりも想いも深さも何もない、そう思います。 山頭火の句にある 分け入っても分け入っても 青い山 これって句?と思いつつ、打たれました。 この意味はなどと、無意味かも知れません。山頭火の本意も分かりません。この句を詠んだ、一人一人の想... 続きをみる

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  • 臨場感

    私はこんな人生を送りたかったのかと、負け惜しみでは有りませんが、そう思うことがこの頃有ります、それは余命を告げられてからです。 それが、臨場感ある人生です。 チキンレースという度胸試しのレースが有ります、マンガなどには良く出て来ます。遠くの壁とか崖に向かってオートバイを走らせ、先にブレーキを踏んだ... 続きをみる

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  • 育ちに育った

    会社の庭のような場所、創業当初は、職人さん達の憩いの場でも有りました。 6月頃になると、誰かが枇杷の実を持参、それを皆でいただきました、その種は庭の隅にぺっぺっと吐かれました、それから19年、いつの間にか芽が出て若木となりそしてこのように沢山の実をつける、大人木となったのです。 その間、誰も何も世... 続きをみる

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  • 46年前

    澁谷暴動事件の容疑者が逮捕とニュースして居ます。 46年前かあと、その間の逃避人生、どんなだったかと考えて居ました。人の幸せの第一は心の安寧、不安ではないこと、その正反対の心が逃避人生には有ったはずです。 中核派、角丸派、その他色々、今から思えばそれは1つのファッションだった、私は何派でも無かった... 続きをみる

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  • 自分が癌と言う病になった時、誰にそれを告げるのだろうか、告げられるのだろうかと考えていたことが有ります。 先ずは妻と家族、これは考えるまでも有りません。でも、その伝え方は少々考えました。 「ごめんよ、お父さん、癌らしい、いや、らしいではなく良くない状況の癌に掛かったよと」、これは娘と息子にでした。... 続きをみる

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  • 偶然は必然

    清宮君が第100号のホームランを放った!!、凄いスラッガーです。 所でそのホームランボール、記念の100号ボールを手に入れた人がいる、それがまさに偶然の結果だった。 彼はホームランボールを取ろうと、ライトスタンドで待機したそうだ。そんな時に携帯が鳴った、スタンドで電話に出るのは良くないと、彼は外野... 続きをみる

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  • 夏休みの宿題と私

    余命を告げられてから、引き算の人生に入ったと、何度も書いて来ました。 これは、私に取っては良かったと、思って居ます。何を馬鹿なと思われる方が多いと思います、これはあくまでも、私に取っては、ですので誤解なきよう。 思い出します、夏休みの宿題、取りかかったのは8月の30日頃、31日の時も有りました。そ... 続きをみる

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