昔の賢人の言葉です。

大勢には、善きものと悪しきものとあり。
大勢に逆行するもの、または順応するものは滅ぶ。
順応しつつ真理を守るもの残る。

この言葉まだ続くのですが、この三行に心惹かれました。

大勢とは、人間文化の流れでしょう、この世の流れとでも
言えると思います。

小学校中学高校で良い成績を上げて、良い大学に入り、良い
会社に就職する、こういう道も一つの大勢と言えます。

今回のコロナで、もしかすると今まで主流だったこのような
道が、崩れてしまうかも知れません。

自分はこれを目指して一生懸命やってきた、だから間違って
は居ないといくら主張しても、その文化が消えうせたら、
何にもなりません。

この三行の文で、一番面白いのは、大勢に逆行するもの、
そして順応するものも両者とも滅ぶと言っている所です。

面白いって言ったら叱られそうですが・・・、

つまり人間が創った文化の上であぐらを掻き、逆らうもの
も順応するものも、心の中は同じだと教えているのですね。

心の中はみんな、自分さえ良ければという自我なんだと。

ではどうすれば？良いの、

それが三行目、です。

これは半分納得なのですが、今でも思います、真理って
何だ？って。

私は勝手にこう解釈しています。

真理とは、本当の自分との出会いなんだと、その出会い
が無ければ、真理は分からないのではないかと。

そういう訳で、未だ真理の片隅も理解出来ていない私です、
でも、この三行詩、何だか好きなんですよ。

今回のコロナでの様々な意見、方針を見ながら、この三行
に当てはめると、これは違うな、これは嘘だなって、これ
は嫉妬心だなとか、思ってしまう私です。