カシミヤトックリセーターの変色復元
白のトックリセーター(カシミア)、お召しになり汗をかき、多分そのままクローゼットへ置かれていたであろう状態です。
汗に濡れた部分が変色して居ます、これは普通のシミヌキやクリーニングでは何とも成りません、さて、どうするか、です。
変色とはその部分が酸化している状態です、つまり、酸素が多く含まれていると考えます。
それなら、多すぎる酸素を取ってやれば良い、そういう理屈です。
その方法を、酸化漂白と呼びます、その酸化漂白剤にこのセーターを浸けこみます、別名カラー漂白と呼んでいます。
不思議です、これ化学の勝利ですね、昔から積み重ねて来た技術を継承することは
大事なことと思います。
酸素が多いならそれを追い出せば良いんだと教わった時、面白いなあって、
でも、なかなか大変なんですよこれって、何が大変って、風合いを損なわないこと、
軟らかいカシミアの風合い、それはカシミアの命ですね。
お客様、お喜び下さいました。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。