水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

思い出の中に ツリーハウス

北欧の方、こんなツリーハウスの写真が掲載されていた。



思い出の中にいた


それは小学校くらい、近くの友人の庭にある大きな桑の木
その上の方はこの写真のように何本かに幹が分かれていた


あいつが言った


この分かれている所に基地を造らないか?って


そこにラジオを置いて(何故ラジオだったのか)
聴くんだよと


実際、こんな写真のような立派な基地は出来ない


その桑の木の基地は、木の分かれ目の所に板を張り
竹で周りを囲み、壁は藁だった


その藁の隙間から入る光たち、それ以外に光はない
うす暗い基地は完成した。


今から思えばそれは地面から3メートルくらいの高さだったろう
でも、小さかったあの頃は、それはとても高い場所だった


ひっひっひっヒ~~と僕たちは笑った


出来たね、ラジオをつける


がーがーピーピーと雑音の中、ある周波数と合うと、突然
人の声が響き始めた


ここは僕達だけの場所、誰も居ない(実は母屋で彼の家族達が心配そうに見ていた)


ラジオ造りも大変だった(でもこれは良く覚えていません)、確か
ゲルマニウムラジオだった



何だろう、なんで今頃こんなことを思い出したのだろう


いったい、秘密基地って何だろう、何で僕達の場所を造ろうなんて
そして何故、それがワクワクしたんだろうかと


考えても仕方がない、ワクワクしたんだから、それが大事だよ~(笑)って
(誰かの歌に有ったよな)



秘密でも何でもない秘密基地(*^_^*)


そうそう、桑の木には甘い桑の実が生る
それを基地の藁から手を伸ばして摘まんだなあ


美味かったなあって、


彼は今どうしているだろう、もう忘れただろうな


こんな馬鹿な思い出は