水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

この一枚一枚に人生があると思うたら 「水彩画」

汚れた服も愛おしい


NHK朝ドラ(カムカムエブリバディ)のヒロインの言葉です。


ドラマは、昭和20年代から30年代と思われます、その頃の
クリーニング店に勤めているのがヒロインです。
(これは第二部だそうで、一部は観て居ませんので、失礼!!)



懐かしいような店舗です、出来上がった服達が、丁寧に紙に包まれて
棚に置かれている風景、この時代考証には感心しきり
です。


☆もう河津桜は開花し始めたとか・・・、これは違いますが(^_^.)



確かにあの頃のクリーニング店の服は、このように紙に包まれて
包まれて居ました、今のようにビニールが無かった時代です、
職人さん風のご主人が使っているアイロンも、焼アイロン
を使って居ますね。


15ポンドもある焼アイロン、当時はどのクリーニング店でも
使って居ましたね、今は博物館にあるだけですよ、あ!!、
うちはまだ使って居ます、失礼。


私が小学校の頃の我が家も、同じような光景が有りました、おぼろげに
も覚えていたことが、このドラマを観て鮮明になりました。


ヒロインが言います、


汚れた服を預る時に、その預けにきた人の人生を想像するのだと
この汚れは、どのように付いたのだろうかと、お酒を呑みながら
溢してしまったのだろうかと


そして洗った服を物干しで乾かしながら、冒頭の言葉が放たれるのです。


この一枚一枚に人生があると思うたら、汚れた服も愛おしい・・・と



この言葉を聞き恥ずかしくなりました、私のことです、
こんな風にお客様のお洋服に想いを馳せたことは
一度も有りません。


そして・・・、仕事って、そんな風に捉えられたら、面白くない仕事って
多分、ゼロですよね。



でも、あの頃のクリーニング店は、こだわりの店が沢山有ったなあ
と思い出して居ます。


ワイシャツ一枚が35円、その頃、床屋が100円でした、ラーメンも
35円だったか・・・、


今は、ワイシャツが100円、ラーメンは700円くらい?、床屋は
3000円くらいか(1000円カットもある)


この業界の衰退が、この料金の推移で分かりますね、残念ですが・・・。



このヒロインの言葉が私にとって、とても美しかったです(*^_^*)


それは理想と言われそうですが、いや、これこそ心次第なのだと
思います、心が動いて発する言葉が、その人生を歩ませる


一歩で、一ミリの違いが、何千歩、何万歩と進むうちに、
心満ち足りる人生をもたらすのだと、


教えられる物語です(^_^.)