検診結果という安心 その先
毎月一回の検診では、必ず血液検査が入ります。何故ならそこに、PSA値という私の病を測る、たんぱく質が血液中にどれくらい出ているか、そんな数値が出るからです。
それと共に、数々の数値も出してくれます。血糖値、白血球、赤血球、それらが専門用語で表に出されます。
それで分かるのは、残念ながら、PSA値以外は全く正常なのです。残念ながらとは傲慢な言い方です、でも、何故かそう思うのです。
世の中の同年代の方々、検診を受けて居ますか?、もし私が病に成らなかったら、検診は殆ど受けては居ないと思うからです。
昔私は、中性脂肪値が異常に高く、第二次検査を受けて下さいと言われて居ました。でも何故か、その数値も正常に戻って居ました。悪性と言われる癌が、他の数値を全部正常にして居るのか、そんな研究は有りませんので何とも言えません。
人間70年近く生きて居ると、全部が正常などと言うことは奇跡でしょう。
妻は、私は検診を受けて居ないので、もう怖くて受けられないと、のたもうて居ます。
知らないということが、何よりも安心とも言えますが、その安心は非常に不安定なものだと思います。
でもです、私の母は、長い間肝臓の検査を受けて居ました、それも肝臓専門医でした。身体がだるくて仕方がないと、肝臓が原因ではないかと受けていたと記憶して居ます。
その母が掛かった病が「肝臓がん」でした。専門医にも見つけられなかった、いや藪医者だったと、後年父が嘆いて居ましたね。
人が、何を計ろうと、どんなに事前に検査を受けようと、それが健康のバロメーターとは成らないのかも知れません。私達には結局、与えられた寿命のようなものがあり、それが天国への道を案内するのか、そう思うこの頃です。
失礼しました。
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