水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

自分が考えていることをそのまま素直に表現しているか

昔、聞いたこの言葉を、宮里藍というプロゴルファー引退の会見を聴いていて思い出しました。


彼女は女子プロゴルファーの謂わば開拓者、18歳の時にアマチュアでプロゴルフツアーで優勝しました。それから15年、一時は世界ランク一位に昇りつめました。


その記者会見での言葉を聴きながら、表題の言葉を思い出したのです。



自分の人生、それは誰のものでも有りません。しかしこの人生と言うものは、網の目のように他人と繋がって居ます。繋がっているから生きて行ける、でも繋がっているから煩わしいと、様々です。


アドラーという心理学者は、人生で起きる悩みは「人間関係」が全ての原因だと、その考えを心理学として提唱しました。つまり人間関係が無ければ、悩みは無いという訳です。



この絡み合う人間関係という坩堝の中で、人はともすると、自分を生きずに、人を損拓しながら生きてしまう、これは無意識にもそうなっていると私は感じて居ます。


表題はこのことを、昔昔教えられた言葉です。


私も長い間、それもごく自然に、人を生きて来たと思って居ます。人を気遣い、人の満足を思い、いつか自分を見失って行った。でもそこには自分の「エゴ」という大きな自分勝手も潜んでいたと・・・。


宮里藍という一つの個性は、藍という名前からも感じるように「愛」で生きて来たんだなあと私は感じました。自分が考えていること、その根源が「愛」ならば、それを表現された側は、素直に受けざるを得ないなと拍手を送りました。


人を生きずに「自分を生きる」、私も引き算の人生に入ってからそれが実感されて来ました、まだまだですが。その根源に「愛」の気持ちが欲しいと、でもこれも欲なんですね。


難しい・・・・