水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

中華屋さんでのこと

昼食に時折行く、近くの中華屋さん、安くて美味いです。


たわいのない会話をすることが多いのですが、マスター
が、こんなことを話しはじめました。


そのきっかけは、器を返しに店に入って来たおばはんが、
言った言葉、ここは美味いねえ、主人がベタ誉めだよって


マスターを持ちあげ続けたのが切っ掛けだったと。


本当に美味いよ、今まで食べた中で一番だよと並べ続け
帰っていった後のことでした。


★もやしそばです、これは美味い!!



ここは美味いよ、だから来てるんだから、あんなに誉め
られると何だかなあって思いますよねマスター!!と、


私が言ったとき・・・マスターが突然言いました。



俺、味が分からないんだよ、って


味覚障害かな、何を食べても同じなんだよ・・・・、



突然の言葉にちょっと絶句しました、日本一美味いかも知れない
中華屋のマスターは、味が分からないで料理を作って居たって。


つまり、経験だけが作らせている料理なんだと、ちょっと辛くな
ったのです。



マスター、味覚障害は耳鼻科だよ、行った方が良いよと私。



そうしたら奥の方から奥様が登場したのです。


酒だよ!!酒、飲みすぎなんだよあんたは!!


味覚障害の治療?、そんなの行けない行けないよ


どうするの、他の病が見つかって仕事が出来なく成ったら、どうするの?
と。



何か本末転倒のような夫人の言葉が、突き刺さりました。


婦人の顔をまじまじと私は観ました、そこには真剣なまなざしがマスター
を見つめていたのです。



何かが変だな、マスターは、私を通じて夫人に訴えたのか、と。



私はもう一言、いろいろあるでしょうが、医者には行った方が良いですよ
って、今度は夫人に伝えました。


そうしたらまた
店が続けられなく成ったらどうするの?って、


帰りかけた私の耳をまた、同じ言葉が襲いました。



やさしくないなあ、もっと、やさしくと


旦那は稼ぐ道具じゃないよって・・・、




ちょっと気になり、もう羽田に行かなきゃならない朝ですが、書き残しました。


佐賀へ、行って来ます(しばしブログは休憩です)