諦めないという 力 生き方
歯の話です。
昨日は歯医者さんで、ここに掛かりもう4回目です。
私の歯はボロボロで、その原因は幾多にも及ぶの
ですが、どうやら今度の歯医者さん、その歯を
見て、その人の歴史も観ているようなのです。
その人が食べているものを見れば、どういう人なのか
が分かると、フランス料理の言葉が有ります。
歯は年輪なのかもしれません、見る人によっては・・・、
★年輪のような街、昨年末の川越風景です、大きなバレエ団の集荷に伺った街です、昨日の久しぶりの集荷依頼で、この景色を思い出しました、掲載二度目です。
あまり話さない先生が、少し口を開きました。
私が聞いた一言に反応されたのです。
先生、どこの歯医者でも、抜くしかありませんとレントゲンを
見せられながら言われて来ました、病院の口腔外科も入れると
もう、何軒でしょう、歯医者さんを旅して来ました。
そうなんですね、で?
こんな駄目な歯を先生は必死で治療してくれている、それを
感じながら思いました・・・、
その結果、抜かれるなら納得ですと。
ああ、そう思われていたのですね、あなたの歯を見た時、
これは苦労されて来たんだなって思ったわ、何が有った
のかは分からないけど、歯の治療跡を見れば、
何となくわかったのよ。
助かるかなあと、先ずはやって見ようと、でもそれは
あなた自身の身体がどう反応するかに掛かっている、
でもこの三回の治療で、分かったのよ、復活しようと
していることが。
私が治しているんじゃない、あなたの身体が治そうと
している、それが分かったのよ
こんなことって有るんだ、1%の可能性でもやって見る
そんなお医者がいらしたことに、私はちょっと震えて
居ました。
それは私の人生をも刺激する言葉でした、もう駄目だって
何度も何度も思ってきた、その度に手を差し伸べられた
歴史を、小さな会社の歴史を想い起して居ました。
諦めなければ絶対に会社は潰れないと、言うのは簡単だが
実際それは、気が遠くなるようなこと、でも歩いて来た
道を振り返ると、その道程は美しい景色を刻んでいる。
何もかも同じ、何にでもどんなことでも、諦めない力は
他の何よりも尊いんだと。
そしてここにも、諦めないお医者がいらしたと、
思ったのです、ここなら抜かれても後悔はしないと
でも、大丈夫よ!!って、エ!!本当ですか先生・・、
コロナで無ければ先生をハグしていたかも知れません。
決して諦めないお医者さん、それは一つの大きな力、そしてそれは
この女医さんの生き方なんだと、感じ入った私でした。
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