水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

命よりも大切なもの

ライアンを探せ!!と


第二次世界大戦の最中、一人の青年を探す物語


その為にチームが組まれ、戦争の真っただ中で
ライアン探しが始まるのです。


プライベートライアンという映画、かなり以前の物語です。



映画の冒頭で、ライアン爺がお墓詣りをする姿を静かに
カメラが追います。ライアン爺の後ろには沢山の孫たち
の姿があり


一緒にお墓詣りに、そしてあるお墓の前でライアン爺が
ある言葉を投げかけるのです。


これで良かったのですか、と。



四人兄弟の末っ子ライアン、上の三人の兄たちは戦争
に行き、そして死んだ。


ライアンも今、最前線に行っている、家には母が一人
、もしライアンを失ったら母の想いはいかばかりかと


アメリカはライアンを探せと、あるチームを組むのです。


そのチームは8人の精鋭で、この映画の主題は始まりました。



この8人の精鋭たちはやがてライアンを見つけます、しかし
そこは相手との交戦のまたっだ中で、ライアンは助かる
のですが、精鋭の8人は死んでしまうのです。



それこそ8人の命と引き換えに、ライアンは命をいただいた
のです。それが重く圧し掛かったことは言う間でも有りません。


これは映画なのですが、半分は実話です。


この映画の底辺に流れ続けること、それは、命より大切なもの
の在り処なのです。



私達の命は束の間です、その束の間の時間を、どう使うのか
どう生きるのかと、それが問われる映画だったと。


束の間の時間を、己の為だけに使うのか、ただぼーっと使うのか
いや、大切な何かに使いたいと、たった一人残された一人の
母親の為に、捧げられた命の話、です。



あるお医者の話、死ぬ前に後悔すること、何人もの死を
看取りながら思ったことを書かれている、


その中で、死に行く人達が何を一番後悔するのか、
こんなことが載って居ました。


それは、たった一度でも、本当に人の為に、誰かの為に、
その幸せの為に生きたかったと


その為なら死んでも良いと思える人生を送りたかったと


自分の命より大切なもの、その出逢いを希求する心が
有ったと、後悔するのです。



命より大切なもの、それに出逢うことが、私達人生の
目的なのかも知れない、と。