居場所を考える 天空の秘密基地から
昔昔、桑の木の上、枝が分かれている所に、板を
張り、周りにむしろを掛けて、天空の秘密基地を作った
友人の大きな庭の桑の木は太かった。
ゲルマニウムラジオ、模型屋でゲルマニウムラジオ
のキッドを買い、ハンダゴテも使い、小さな
ラジオを作った。
電池で聴けるラジオ、それを天空の基地に置いて
バリコン(周波数を合わせる機材)を調整しながら
回すと、ザーザーという雑音の中からラジオの
声が聞こえた。
これは感激だった!!、凄いね凄いねと、友人と私は夢中だった
天空の基地と、お手製のラジオ、この隠れ屋(全然隠れてはいない(笑))
は、俺達の居場所だったのかも知れない。
☆ここは何処だったか、母に連れられた私が居る、この瞬間が私の
居場所だったのかも知れないと
ちょっと前に、その頃の思い出を訪ねながら、天空の秘密基地の
在り処を求めて散歩したのですが、全く景色が変わって
しまい面影を感じることは出来ませんでした。
勿論あの大きな桑の木は有りません。
居場所、自分がそこに居ても良いと心底思える場所か
自分の存在が、自分が生きていても良いと感じられる世界
このことは、次回書きたいと思います。
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