水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

辿り着きて未だ山麓 水彩画

終わりは始まり、とか、日本語って面白いです。


オリンピックを観ながら思いました、世界の頂点を
目指した沢山の若者達、そのごくごく一部の
人達が辿り着く世界の頂点


山登りで言えばそこは目指した頂上に違いない
それも特別の頂上だ


しかしどんな頂上も辿り着けば降りねばならない
だから登山家は次の頂上を目指すのだろう


オリンピアンはどうなのだろうか、若い頃に
頂上に登りつめた若人たち、


その後の人生を何処へ向かわせるのだろうか



高校の体育の先生、一年時の自己紹介で彼は言った


俺はオリンピック銅メタルだと


何かが白けた、何だろうこの気持ちは、多分私以外の
新入生も同じ想いだったと感じた


それは一つの栄光には違いない、でもその価値は深く
大切に心の奥底に丁寧に仕舞って置くことかも
知れない


そして、忘れることが大事だと、そう思う


☆描き始めたバレリーナ達の控室、悩みながらの描き始めです。バレエ衣装を仕事としているのに、バレエのことはあまり知らない私、ちょっとその世界の一部を感じたいとそう思いました(-_-;)
何時、出来るのやら・・・・、




表題の「辿り着きて未だ山麓」と言ったのは、
将棋の増田幸三九段です、昭和の時代に多くのタイトルを独占し
無手勝流で勝ちまくった


その将棋は沢山の将棋ファンを魅了しました、次は
どんな手を繰り出すのだろうと興味深々、その将棋は
ファンをワクワクさせたのです。


煙草を吸い大酒を呑み、ぼうぼうの頭をカメラの前に
向けながら言ったのです、


辿り着きて未だ山麓と


人間同士で、どんな賞を取ろうと競おうと、そんなの
大したことでは無いんだと


教えてくれようとしたのでしょう・・・・・、



人生は面白い、多分その頂上は何処にもないのでしょう、
何処かに頂上が有ったら、それは少しも面白くない


頂上を極めた若者達よ、もしその後の人生て迷った時
この言葉を贈ろう


辿り着きて未だ山麓と(*^_^*)