水彩画 徒然なるままに

自然の光と影を求めて、水彩画を描き始めました、そして懐かしい思い出もと思いました。しかし、ただの自己満足です、興味のある方はどうぞ

へぼ将棋 王より飛車を可愛がり 水彩画

小学校の休み時間に、流行った将棋、いつの間にか王様を隠して
しまった奴が居たり、飛車を後生大事にする奴もいた。


(以下、癌だのどうのこうのと書いています、どうか、ご興味の無い方はスルーをお願い致します)


そんな、へぼ将棋を思い出しながら、主治医を説明を聞いていた。


主治医  野菜党さん、抗がん剤を使用しませんか?


私    え!!、私には何も施しよう無しでは無いのですか?


主治医  いやこの数年、数値は低いままで、でも、癌は活動して
     います。ここで叩いて置いた方が良いと思うのです。


私    手術も放射線も、抗がん剤さえ意味が有りませんと、私は
     言われました(七年も前ですが)


主治医  ええ、でも、私にも理解出来ないような癌の縮小が起きました、
     でも、数値は限りなく下がるのではなく、ある段階で止まって
     いますね。これは癌が諦めていないのだと思って居ます。


私    先生、抗がん剤で叩くって、癌だけではないですよね?


主治医  ええ、色々影響は出ると思います、個人で違いますが


私    休まなくてはいけないですよね


主治医  点滴ですから泊まって貰うことになりますね


☆以前に描いた広島方面の山々(お仲間の写真からです)日本の自然は良いですねえ、何も考えることなく、ぼーっと大自然を見つめていたい!(^^)!



ここで頭の中に、表題が浮かんだのです。


俺は、命より、仕事を選ぼうとしている(王より飛車を)


何故なら、今休むということは、仕事を放れということだから
零細企業の親父は、マルチプレイヤーで、代わりはいない


二か月に6クール、つまり二か月に6回泊まりながら点滴を受ける
これが抗がん剤の治療です。何故、6回続けてやらないのか、
それはダメージを受けた正常細胞の回復を待つかららしい


矢張りやめよう、自分の身体と相談しながら、そう思いました。


そして苦しみながらこれを受けても、治る保証は一つもない



散るさくら 残るさくらも 散るさくら


ここで抗がん剤で苦しみ、それが例え幸をそうしたとしても、会社が
駄目になったら、家族共々路頭に迷うことになる


残るさくらとなり、それが例え数年の命をいただいたとしても、
青空の下で寝るようになったら、それはそれは悲惨だろう


今年、もう一年頑張れば、会社は浮上する、それは今年の数字が現して
いる


抗がん剤のアドバイスも受けた、数値が上昇し始めたら抗がん剤は効かないと
それは主治医も承知なのだろう、だから勧めた、これは正しい
と思う。



いさぎよく 残るさくらに さよならを


あちらで逢おう、同時代の旅人達にエールを送ろうと思った



俺は今、飛車を大事にしようとしている、でも、王様を隠してしまった
あいつよりは増しかも知れない!(^^)!